富士通が5千人配置転換、合わなければ転職提案
 富士通は26日、2020年度までにグループ全体で5000人規模の配置転換を行うと発表した。対象となるのは総務や経理などの間接部門で、研修を通じて営業職やシステムエンジニアとして育成する。IT(情報技術)サービスなどの成長分野を強化する狙いがある。
富士通はグループ全体で間接部門に約2万人の従業員がいる。配置転換後の仕事に合わない従業員には、転職を支援する制度を提案することもあるという。

息子を8ヶ月ぐらいで保育園に入れたとき、同じクラスになったママ友はテレビ局のアナや外資系投資銀行員、大手銀行員、大手食品メーカーのデザイナー、大手服飾メーカーのプレス、外資系製薬会社総合職、エステ経営者、医者とかだった。わたし一人だけ20代で一般事務職でかなり浮いてた。周りに職業は明かしてなかったけど収入も半分ぐらいしかなかったはず。みんな30代後半から40代で第1子って感じ。その中に富士通の総務か経理かの事務職の人もいて正直バブリーなおばさんで仕事もヒマだったらしく、しょっちゅう有休とってママ友とお茶してて、PCスキルも微妙で、「あーこんな人でも大企業の正社員なれたんだよなあ昔は」って思わせられる人だった。

その人は夫が超大手の広告代理店の営業マンだったけど生活するにはやっぱり共働きじゃないと余裕ないのか、それとも単に美味しい仕事を手放せなかったのか分からないけど「ホントは専業主婦で幼稚園ママになりたかった」と話していた。私が地元に帰ることになったとき、この人は「わあ!!うらやましい!お仕事やめて専業主婦になるんですね!」と言ってきた。わたし自身は地元に帰ったらまた職を探して働こうと思ってたので「ああこの人にとってはパートとか新卒採用でない低収入の仕事はありえないんだろうな」とふと思った。当時40ぐらいだったから今は50代。あと10年を営業とかSE?ありえないよね。特に女性だと自分が生計の主じゃない限り辞めるだろうな。

こうやって大手が管理部門系の職を減らしてくるってことは近いうちに必ずその流れは中小にもやってくる。早いところは零細企業でも事務職なんて一人も雇わずに営業兼事務で雇ってるところもある。そう考えると一般事務、経理事務オンリーでフルタイム働いてる人は10年後相当詰んでくるよね。フリーランス、パートタイムで営業やら販売やらを兼務してる人の方が最終的にはどこでも使えて生き残れるのかもね。売り上げ立てて会社を支えてくれない人は要りませんってこと。ソフトなリストラ。