すっきりしてる部屋って大体間抜けの部屋。洋室なのに和室の使い方をして真ん中がぽっかり空いてる間の抜けた部屋。テーブルとかソファやベッドの家具を壁に寄せて置く発想って洋室の考えではあり得ません。日本はすでに欧米化した部屋に住んでるのでここの勘違いは日本のインテリアがダサい大きな要因のひとつ。だから間延びしたつまらない部屋になる。

背の低い家具ばかりを並べるのも空間が無駄に余る悪い例。適度に家具で埋めた部屋の方が洗練した空間になる。あとは重ねることで奥行きを出すのが基本。ラグ、スローケット、ランナー、クロス、クッション、カーテンの布系はもちろん、写真たて、絵画、置物、時計、本、果物、花、キャンドルなどを置いて住む人の嗜好や温かみを表現する。

そういうものがない、置かないインテリアはのっぺりとしていて殺風景に見え、見る人に好印象は与えないし、住む人の心も豊かにはならない。環境が人をつくるから。そんな部屋に住んでいたら一生ダサいままで生きることになる。ヨガやって、雑貨にこだわって、スムージー飲んでオシャレ系の部屋に住んでる人を馬鹿にしてる女もいるけど何のことはない、精神性が違うだけ。知性と成熟度と品格の違い。それがないのは金がないより惨めだ。