身銭を切れないというのはどういうことか?

切る覚悟がない、そもそもお金を持っていないとか理由はいろいろあるとは思いますが

 

結局身銭を切れるやつが人生何事もうまくいく

 

ということははっきりとしています。

 

 

 

何故だと思います?

 

 

 

人間というのは自分の懐を痛めたものに対してしか価値を引き出せない生き物だからです。

 

 

 

ここに1万円の英語教材があるとします。

お金がなかった私ですが、この教材がどうしても欲しかったんです。
だから買いました。節約していろいろ削ってやっと手に入れました。
1万円の元を取ろうとそれは必死に勉強しました。
繰り返し繰り返し、穴が開くほど読みまくりました。

しばらくして英語を勉強しているということを、英語教師の友人に話すと
良い教材があるからと譲り受ける事になりました。その教材の価格は5万円でした。

とても手がでない金額です。
それが無料。
やった!と思いました。しかも高校で英語の教師をやっている彼女がオススメする教材。
これは間違いないだろう。値段も高いしきっと中身もすごく質がいいに違いない。
そう思いました。

ところが。

数日たち、数週間たち、数カ月たち・・・
彼女から譲り受けた高額の英語教材は最初ぱらぱらと見たものの
自分で買った1万円の教材のように必死に勉強することはありませんでした。
放置です。

一方、自分の身を削って買った1万円の英語教材。
確かにボリュームの点では劣ってはいましたが

1万円の相当の価値がある

と思っているからこそ必死に勉強できたのです。

人間というのは根深いところで
値段に見合う価値が引き出せるものと思っているのです。

だから1万円で買った教材には1万円の価値があり
タダでもらった教材には価値がない

と思ってしまうわけです。潜在意識レベルでね。

人間は代償の引き換えでしか価値は手に入らないと思っている

ということはつまり

あなたは払った代償相当のものしか手に入れられない

ということなんです。

 

 

1,000円のめちゃおいしいランチと10,000円のそこそこの味のランチ。

値段がついていたとき、どちらが美味しいと思うでしょう?

 

人間なら当然10,000円のランチを美味しいと思いたいのです。

 

値段を知らずに食べた時、果たしてどちらが美味しいと思うでしょうか?

多くの人が1,000円のランチを美味しいと思うはずです。

 

このことから考えると

お金をかけずにダイエット成功を手に入れたい

ということがどんなに成功を遠ざけているのかが分かると思います。

 

お金をかけないつまり身銭を切れないということは
成功する、痩せるという目的に対して代償を払うことができない。

 

ということなら結果は?

 

タダ同然の結果。だから痩せない。
身銭を切れない人間ばかりがタダで価値をもぎとろうとしてるから
自分に返ってくる結果がタダ同然、

 

つまりゼロであるということ。

 

そしてそういう人がダイエット業界の界隈には溢れているということ。
なるべくお金をかけずに~とか無料で~とか万年ダイエッターほど大好きですよね。
そこには引き出せる価値がゼロにも関わらず、それに群がる人たち。

 

厳密に言えば引き出せる価値はゼロというよりマイナスなんですよね、時間の浪費を考えると。
そしてダイエットは失敗すればするほどリバウンドの幅がデカくなるのは
医学的にも証明され、言わずもがなダイエッターは皆経験してること。

ダイエットするたびに太っていく

のは当然の帰結なのです。

 

そもそも一人で痩せられないから、賢い人ほど他人の力を借りて痩せているわけです。
代償のシステムを無意識にでも理解している賢い人間です。
そして時間の希少な価値も理解している人間です。

お金をかけずに痩せよう

なんて愚の骨頂です。

 

 

価値を与えてもらいその見返りに代償を払う

これは資本主義経済の基本です。

商品なり何なり価値を与えた見返りに、通貨であるお金で対価を支払う。

これが資本主義経済の仕組みの中で生きているのであれば大原則です。
お金払わず逃げたらそれ泥棒ですよね。
自分もその一部に組み込まれているのを自覚してないのならちょっと振り返ったほうがいい。

自分への投資をケチればケチケチした結果しか返ってこないんです。

だから身銭をきれる人間は強い。最強です。
ここぞというときに貯金が~とか、もったいない~とか言ってる人間は一生成功できません。

自分へ投資できる人間はあなたが無価値に思えるものから莫大な価値も引き出せる。
だから成功できる。成功のスパイラルを描ける。
ダイエットも同じです。
投資できないから痩せない。投資という考えすらない

だからそんな人は一生デブで居続けるしかないのです。