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子どものちょっとしたことでキレる母親がいます。
どうも母親の怒りの本質は、子どもではなく、別なところにあるようです。
そして、その原因は、「どうにもならない」ことが多いものです。

「子どもがいるために、働きたくても働けない」
「ダンナが協力的でない」

「生活が苦しくて、欲しいものが買えない」
「だれも私の苦労をわかってくれない」

怒りは表面的なもので、その下には、孤独、寂しさ、悲しみ、自己嫌悪、 など
表現できない別な感情があります。自分も気づいていないことが多いのですが
普段は、そんな自分の感情に蓋をして過ごしていても、ふとした拍子に
怒りになってドドーッと溢れ出てくるのです。

電車のなかで足を踏まれて、相手をキッと睨んだり
友人のなにげないひと言にキレたり、恋人からのメールの返信が遅れたことで怒ったりと
普段より怒りっぽくなっているときは、怒りの下に、たまっている不満がある
と認識したほうがいいでしょう。

不満がくすぶっているとき、疲れているときは、怒りっぽくなるものですが
特に、子どもや親など身内には遠慮がないため
感情の蓋は、あっさり外れやすくなります。

特に、弱い立場の子どもに怒りをぶつけ始めると
コントロールがきかない状態になり

これが過ぎると、児童虐待や育児放棄に発展することもあります。

これは子育てしてるならみんな経験あるんじゃないかな。イライラしてても仕事中は
抑えることができるのに家族じゃつい当たってしまうってこと。特に子どもね。
いろいろ言っても結局自分を慕うって分かってるから余計にきつくしても大丈夫って
潜在的に思うんじゃないかな。

最近、家族とぶつかることが多くてよく話し合うんですけどやっぱり遠慮がなく
なってきてるなって思った。お互い。子どもも大人と対等に会話できるようになって
つい「これくらい言っても大丈夫だろう」みたいな感じで厳しいこと言ったり。
ついウザいとか言っちゃったり。でもまだそのへんは「子ども」で流せないのね。
真正面から受け取って泣いてたりする。たぶん子ども同志で言う分には流せるんでしょう。
「おまえ~!うざいんだよっ!くそ!」とかもっとひどいこと言い合ってるしね、男の子は。

親子もそうだけど夫婦間でもいろいろ遠慮なくズバズバ言うようになっちゃって
反省しました。やっぱり思いやりだなって。相手の痛いところとかコンプレックスとか
結婚10年をとうに過ぎたからって言っていいってわけじゃない。もちろん冗談で言っ
ていいって空気のときもあるけど、喧嘩したときにふとくすぶってたものが出てきたり
するものだし。特に私は弁が立つので(笑)気をつけなければと痛感しましたね。

イライラって甘くみれないんですよ。本当の欲求が隠されてるというか。
疲れというモノが身体的ではなくほとんどが精神的な疲れであるように、疲れて
イライラするってよく言いますけど、実は日頃の生活の不満が根底に流れてる前提の
イライラであって。
だから基本的に怒りとイライラはコントロールできるもんじゃない。

日常でイライラする怒りで純粋に「怒り」ってことは少なくて、本当はお金がない
不安とか、将来の不安とか、夫が自分を見てくれない寂しさだったり、社会から隔絶
された孤独だったり。買いたいものを買えない悲しみもよくある。
そこの解決に動かない限り、実はイライラって消えないんですよね。いくら子どもが
成長しても、時間に少し余裕ができても、本当の人生の不満が解決しない限りは。

ダイエットに大敵のイライラですけど、結局は人生の不満がある程度解消して
そこで初めてイライラが激減して感情に左右されなくなって食欲のコントロールが
容易になって全てがうまく回りだす。別に感情をコントロールしてるわけじゃない。
人生をコントロールして正当な怒りの感情だけ残して偽の怒りの感情をつぶすことで
本来の自分に戻る。それでストレスが適度に消えて物事が上手くいくんだと思う。