怒りから食欲が増すことが一番多い。個人的には。
何かしら嫌なことがあってイラっときたりムカッときて
むしゃくしゃした気分でやけ食いしたりっていうのが一番多いパターン。

そういう状況から脱け出せたのは、ストレスの種となり得る仕事や
人間関係を変えてきたっていうのももちろんあるけどやはり役に立った
のは自分のメンタルコントロール。特にアンガーマネジメント。

もともと忘れっぽい性格も手伝って、怒られたり怒ったり喧嘩したり
しても翌朝にはどーでもよくなってる。今なら2分もたてばすっかり
気分変えられる。これは我ながらプロ級だと思う。(笑)
ついさっきまでガミガミ怒ってた、イライラしてたのに言いたいこと
言ってすっきりしていれば通常モードに切り替えられる。これ得意技かも。

昔はそんなことできずにいつまでも負の感情をひきずってた。悪意を
仕舞い込んだ方が負けだってぐらいにいつまでもねちねちイライラ
わざと「まだ怒ってます」アピールして態度に出してたりした。特に
夫婦喧嘩。でも今はそんなことほんとに馬鹿らしくてできない。

まずひとつは「時間の無駄」だと感じる。痛烈に感じる。
いがみ合ってる時間より、仲良く楽しく過ごす時間を大事にしたいと
心底願ってるから、自分の下らないプライドとかどうでもいい。

相手からこう言われて、こんなことされてさすがに許せないとか思うことも
あるけど、だけど結局許すから。それまでの時間が超絶無駄だなあって
思うようになった。自分の沽券より時間の大事さね。

もちろん本当に許せないって思うなら最後まで許せないままでいようよって思う。
離婚なり関係解消なりする勇気が自分にあるのか?ないだろ?じゃあ今許
そうがあとで許そうが一緒じゃん。結局は自分の変なプライドのせいで自分の
機嫌を損ねてるだけであって、本当に許せないのであればそこで関係を終わりに
するぐらいの覚悟がないとねって思う。

ふたつめは感情を上げたり下げたりすることに疲れてきた(笑)老化かな?
感情のアップダウンが激しい人を見ていると他人事ながら本当に疲れてしまう。
よくそんないつまでもカッカしてられるよなーって心底感心してしまう。イライラを溜めてる時間や
それに伴う冷戦状態による家庭生活や対人関係の不都合とか考えるとほんと人生における無駄な時間
だなって思う。それを慢性的に繰り返してる人と、さっと切り替えられる人の時間の損失
の差って莫大ですよ。人生って短いんだから。極力無駄な感情の起伏は起こさない方がいい。

自分を客観的に俯瞰的にみる癖がつくとすっと我に返れる。これは技術。身に付けられる。
もちろん人間なので咄嗟にカッとなって怒ってもいいし、イラつくのもいいけど問題はその時間。
長ければ長いほど壮大に時間を無駄にして人生を無駄にしていることに気づいた方がいい。
相手を許すどうこうにこだわるより、自分の感情をフラットに戻す。その癖をつけると本当に毎日が楽。
そのうち些細な事ではイラつかなくなるし、イラついても一瞬。すぐどうでもよくなる。
そういうメンタルが身につく。

ダイエットやってて怒りのコントロールを自分なりに身に付けたのは一番の収穫。
子育てで忍耐力が身につくとかいうけど何事も訓練ですよね、何事も。自然に身につく知恵というより
自分で意識して身に付ける技術です。感情を爆発させる前に7秒数えて怒りを鎮めて・・・
とかアンガーマネジメントの本には書いてありますけどそれってどうなのかなーって思ったり。
感情を抑えることになるんじゃない?「発散させる、喜怒哀楽を表現する」ことは健全な精神にとって
大事に思いますけどね。
だから悪感情を発露させてもすぐ矛を収める技術。そういう意識で怒りをコントロールする方が楽。
怒ってる最中に「わたし今すごく怒ってるー」って肩の上で誰かが囁いてる感じ。完ぺき。