ヒトの体は老化によって毎年0.5%ずつ筋肉が減っていきます。

 

さらに50歳から70歳の10年間では15%ずつもの筋肉がなくなり
80歳までには30~40%もの筋肉があなたの体から消えてなくなります。

筋肉量が減ると基礎代謝が落ちて太りやすくなる
だから筋肉は大事だ。運動しなければ。

あなたもそう思ったことがあるかもしれません。

しかし実は太っても基礎代謝量は増えるのです。
基礎代謝量の求め方には

体重×22

という計算式が存在しています。体重と基礎代謝量が比例しているのが分かりますね。

一日の全エネルギー消費のうち60%を占めている基礎代謝。
その基礎代謝の内訳は以下の通りです。

•肝臓:27%
•脳:19%
•筋肉:18%
•腎臓:10%
•心臓:7%
•その他:19%

つまり基礎代謝量の低下は筋肉以外によるものが大きい
と言えるのです。

筋肉以外・・・。

肝臓:27%
腎臓:10%
心臓:7%

内臓だけで44%も占めています。分かりますか?この意味が。

じゃあ内臓はどうやって鍛えたらいいのでしょう。
老化に負けず、健康な内臓機能を保つには?

内臓に関係することで私たちができることと言えば
食事しかありません。
あなたが口に入れる物が唯一、内臓に影響を与えています。

ということは基礎代謝をこれ以上低下させないためには
内臓機能を疲弊させないような食生活をすること。これ以外にありません。

糖分と脂肪分が多い食事をしていたり、
いつも食べ物の消化で休む暇も与えないような食べ方をしたりしていませんか。

してますよね。デブですもんね。
空腹が怖くて食べ物をすぐ口に入れ、ストレス解消とばかりに
脂肪と糖にまみれた食事ばかりしていますよね。

基礎代謝の低下=筋肉量の低下という図式は短絡的すぎます。
やっぱり食事です。
筋肉はそのあと。正しい食事が身に付いて、美しい体型をつくるためのものです。
痩せるために筋肉をつけようなんて効率が悪すぎますよ。