https://dot.asahi.com/dot/2018032000070.html
僕の価値観で言うと、尊厳のある死とは口から食べられるかどうか
また、意識がちゃんと保たれているかどうか。それがなくなってまで
延命処置をするのは、どうかな、と。この場合の延命というのは
とにかく心臓が止まらないようにサポートをする、ということですが。基本的には、個人それぞれの考え方が尊重されるべきだと思っています。
ただ、今の医学教育では死を扱うことがとても少ない。病気の人を「治す」
ことが大部分を占めていて、終末期をどう迎えるか、尊厳のある死とは何なのか
ということをディスカッションした覚えが、私自身にも全くないんですよね。
でもこれからは、そういうことがとても大事です。やっぱり、死というものを身近に感じていないと、生きることにも一生懸命に
なれないのではないかと思うんです。人間は、必ず死ぬ。それも、いつ襲って
くるか分からない。だからこそ、今、若い人には自分が本当にやりたいことを
やって欲しいし、自分もそれを追求したい。
生きることは食べること。死生観を見つめると「食べて生きていくこと」について
考えさせられる。本能に従って食べないのなら問題ないけれど、我慢して辛抱して
本能に抗って食事を削ることが本当にいいことだろうか?だから「食べない」方向の
ダイエットは馬鹿らしいと思う。
食べたいのに一食抜く、間食しない、とか体に悪いもの食べない、とか。
もちろんデブは食欲おかしくなってるので「食べたい」欲も本物じゃないこと多いですよ。
南雲さんは3回お腹鳴ったら本当の空腹とか言うけどそれは正しいと思う(笑)
消化してるだけで本当はお腹減ってないってことがあるし。
食欲が正常な人ならストレスを考えると食べないことより食べることの方がはるかに
いいような気がする。
食事を削ることは命を削ることにしか思えない。もう人生終わりに差し掛かってるならいい。
生きることに懸命なら食事にもまっすぐに向き合えるはず。宗教になんか頼らずに。
でも本当の自分を抑圧して食べない、我慢するっていうのは人生を軽んじてるのと同じ。
社会的に成功している有名人がよく変な食事を信奉するようになるけどあれも言ったら老後に
入ってるからだと思う。もう人生でやることやってきた。一生分稼いだ。そんな人が一日一食とか
やってる印象がある。まだ発展途上の人間だったらできない。生きるためのエネルギー足りなさすぎる。