最近はそういうことばっかり考えてます。こういう本最近よく出てるけど

40にもなっていままでの食事をごっそり変えられる人ってそうそういないと思うんですよ。しかも好きな食べ物を全然食べられなくなると知らない間にストレスが溜まります。確実に溜まる。こういう本だけを参考にして食事改善を最終的に成功できる人ってどれぐらいいるんでしょうか。食事ってルールを決めた時点で食べる楽しみはなくなるんですよね。だからどこまで許容できるかが、その塩梅が大事ですよね。

しかも最近の肥満研究によれば、今までの栄養学の常識が通用しなくなってきているところがけっこうある。普通の和食みたいなメニューでもNGになるんですよね。昔は脂っこいものを避ける、白米を減らす、野菜、果物とるみたいな方法でOKみたいに言われてたのがそんなの実は大した効果ないとか逆効果みたいに変わってきてる。

不飽和脂肪酸だったり、タンパク質だったり、発酵食品だったり炭水化物減らしすぎNGだったり新しい常識がたくさん出てきてる。今までの「ヘルシーな食事」の概念ががらっと変わってきている。だから昔やったような食事改善のダイエットよりはるかにストレスは大きいように思えるんですよね。何より変化の度合いが大きいほどストレスになるはずなんで。

しかも昔より食事改善にお金がかかるようになってきてる。食品が値上げする上に、いい食材を買うことで食費にも響く。そうなると食費にかけるお金も限度があるので余計にストレスになる。そこでジレンマになる。痩せたいけどお金かかる。この食品を食べた方がいいけどお財布厳しいみたいな。またストレス。

家族に作るような「普通の」食事との兼ね合いもあるだろうし子どもと食べるカレーライス、ハンバーグ、ピザ、パスタサイゼリヤ、スシロー、マクドナルドみたいなものも避けては通れないかもしれない。そういうイレギュラーがある中でどれだけそれ以外の時の食事を改善させるか。

食事の嗜好というものはどこで食べるか、誰と食べるかというものも含めてのこと。そこを〇割程度の改善だったら減量や維持がうまくいくのか。食事改善のゴールはその自分なりのバランスを把握する作業。とにかく制限する、とにかく改善するなんて誰でもできる。一時的な改善はお金をかければできる。だけど95%の人間がいつのまにかリバウンドするのはその食事が継続できてないから。

継続の視点を捨てたままやみくもに改善してもそれはただの趣味か暇つぶしか流行の範囲でしかない。少しでも無理がある、ストレスを感じる改善は危ない。そもそも食べるのが好きな人は太りやすい。太りやすいと自覚しているなら、食事改善は慎重にやらないといけない。自分なりに到達した改善のバランスの足りない部分、譲れない【自由に
食べる部分】を補うように運動でカバーする方法が一番楽しく生きられる気がする。経験上それは強く感じる。
だって食べるの楽しい。美味しい店に行きたい。だれかと食事を楽しみたい。そういうのは人生から外せない。外したら人生の楽しみを大きく失う気がする。

それじゃあダイエットする意味なんてない。痩せるために生きてるんじゃない。楽しく生きるために痩せて太らないようにしたいだけだから。そこ間違ってしまうとダイエットの奴隷になる。