春がだんだんと近づいてくるこの季節、ポカポカ陽気の日に冬の間に溜まったほこりを掃除しています。地味に大変。。
古い賃貸にありがちな幅木!あれに毎年うんざりさせられます。
全部屋と廊下についてるから全部拭いて回るとけっこうな体力仕事。
ここがきれいになると見違えるのでサボれない。
しかし家にいると部屋のほこりが目に付いて時間の際限なく家事やっちゃう。
掃除ってきりがないから怖い。時間を吸い取られる。
まじめにやってると平気で2、3時間過ぎてしまう。ついでにカーテン
洗ってラグ干してみたいにエンドレスに出てくる仕事。専業主婦が家事を
ちゃんとやったら終わりがないって言ってる意味が分かる気がする。
ここまでやればOKって誰も出してくれないからもうちょっともうちょっとってなる。
しかも報酬は褒め言葉?(笑)
この「何事も真面目にやっちゃう日本人主婦」が毎日家事に捧げてる時間を考える
とひどいですね。。しかも国家をあげて家事ぐらい自分でやるべき!女性は家事して
当たり前!今だからこそ丁寧な暮らし!暮らしを整えることは心を整えること!
みたいなテレビ番組、雑誌、〇〇本のオンパレード。。NHKとかひどいよね(笑)
この人生で家事をやる時間を仕事や勉強に捧げたらかなりの人が人生変わるでしょう。
実際いまぐんぐん所得が伸びてるタイは夫婦共働きの家庭で家政婦雇うの当たり前
らしい。食事も3食屋台なんかで外食。そういう生産性の低いものを外注して
本人たちが仕事に邁進してきたからこそ今伸びてるって言われてる。近いうちに
タイに追い抜かれるでしょう、日本の若い人たちの平均所得は。
で、一番ひどいのは結局私たち日本人が価値観をいつまでも変えようとしないこと。
親の言われたままに生きて、いまだに専業主婦万歳、家事育児は極力女性の手で
部屋はいつもきれいに整えて、よき母親、良き妻、良き社会人として働け!!!
子ども産め!みたいな押し付けね。いつになっても変わりませんね。こういうことって
私がそれこそ高校生ぐらいから言われてたけど20年経ってもいまいちそこらへん
変わってない。
私の地元の友人のほとんどの人生は似たり寄ったりです。
地元の大学行って地元企業に就職するかバイトして、公務員か安定企業の人と
結婚して子ども産んで仕事辞めてもう一人産んで専業主婦やってマイホーム買って
子どもが小学生になったら近所のスーパーでパートやってローン返して教育費
貯めて。友達を見てるとふと自分の親を見てるような錯覚におちいる。
え?今は昭和?まだ昭和?みたいな。
別にそれが悪いとかじゃなくてそういう生き方してる人ほど人生に不満が多い。
毎日の不満を愚痴ってる。他人と同じ生き方を選んできたくせに、そこそこの
給料や、そこそこの仕事、そこそこの住環境やそこそこの人間関係に疲れてる。
人と同じ生き方をしてる限り、人より稼げたり、人よりいい仕事をしたり
人よりいいところに住んだり、素敵な人に出会える確率は減るということを
知らない。「普通」の人が羨むような生活や人生を送ってる人というのは
一人残らず人と違う選択をしてきた人ですから。何かを犠牲にしてきてる。
でもそこは他人からは見えないし見えにくいし見せようとはしないでしょう。
だから一見何もやってないように見える人がいい人生を送っていたりする。
でもそういう人は絶対に人生のどこかでリスク取ってる、人と違う選択をしたこ
とにビクビクして夜中に将来を悲観して泣いたり吐いたりしてるから。暗いトン
ネルの中にいてそこから出れる見通しも全然なくて自殺しようか迷ったような
経験がある人なんてたくさんいる。みんな言わないだけ、みんな隠してるだけ。
人生は時間の使い方で決まります。今日の時間を何に振り分けるか?
大掃除はほどほどでいいのだ(笑)それよりやるべきことがある。
家事に懸命になるのはいいことでもあるけど、それが何かの逃避に
なってる場合があるからね。それは気をつけないと。
外で働きたくないから、自分がいないと家族が何もできない家庭を
作り上げがちなのもそう。専業主婦がいないと家庭が回らないように
子を産んであれこれ世話をやくのは結局自分が社会進出したくないだけっていう
人もわんさかいるから。
ある程度子どもが大きくなったらお母さんにこう言うでしょう。
お母さんもそろそろ外で働いたら?
好きなことやったらいいよ。
夫も夫で
お前も家事だけじゃなくて何かやってみたら?
パートでも働いてくれたら家計が助かるし
妻はすかさずこう言うでしょう。
私が外で働いたら、今みたいにすぐ夕飯出てこないよ?
みんなにも家事をたくさん手伝ってもらうよ?
家も今みたいにいつもきれいじゃないよ?
そういうのってただの脅しじゃん(笑)
そりゃあ夫と子どもはやりたくないから
それならお母さん働かないでー
って言うでしょう。そういうの利用してすり替えてる人
いっぱいいるからね。