若い頃と食生活は変わっていないのに、食べたら太るようになった
食事量を減らしても以前は痩せたのに今はなかなか痩せなくなった
って嘆いてる人多いですよね。
そもそも食生活って一生同じでいいわけがない
おそらく10代と同じような食事を30代まで続けてる人って
かなりいると思うんですがそれは現代の常識から言えば太ってもしょうがない。
代謝が違う、筋肉量が違う、栄養吸収率が違う。この差は大きいです。
人によっては運動量も違うかもしれません。でも何よりも代謝が違うのは大きい。
一般的に「若い頃」っていうのは毎日新しい刺激にあふれていて
精神的にも柔軟性はあり、行動的、活動的。
だんだん歳をとるにつれて、毎日が単調になり日々の刺激も
極端に減り、ライフイベントもなくなって同じ1年の繰り返し。
そういう変化が起きます。その変化も体にとっては大きいはず。
精神がゆるく怠ければ体にも甘えが出てきてたるみが出てきます。
女性誌のモデルがいつも体型をキープしてられるのは
人の目が大きいからでしょう。毎月多くの人の目にさらされると
実際に脂肪が減るというデータもあるぐらいです。
芸能人などの「見られる」職業の人たちが太りにくいのもそのせいです。
そういう特殊な職業に就かない限り、学校という場所を
卒業すると大人数の前で過ごす時間は劇的に減ります。
人の目が減る。そして若い時は「男性の目」があったような人も
歳を取ると悲しいかなそういう目で見られる機会が減る(笑)
そういう小さなことの積み重ねで体は緊張感をなくしていきます。
それに加えて食事ですね。
30代までは「貯金」があるおかげでふっつーの食事をしても
栄養バランスが悪くても代謝もあるしなんとかカバーできてた。
でももうこれからは無理でしょう。特に10代の運動経験や
いい食習慣の貯金がない人は「何食べても太る」状態が30代
前半でやってくるはず。そのときが食事を変えるタイミングです。
一生同じような食生活で太らない人というのは
そういう特殊な遺伝子を持ってる人だと肝に銘じましょう。
少なくとも太ってしまったあなたは持ってないと思った方がいい。
原則、
食生活は年齢に合わせて変えていかないといけないものです。
それが基本。それが食事というものです。
タンパク質なんて20代の頃は意識しなくても
よかったはず。それは親が作る料理がよかったのかもしれないし
今より食品の栄養価が高い時代だからだったかもしれません。
とにかく最近の中年女性はタンパク質が不足しているという事実は
厚労省の調査でもはっきりとしているし、すすんだ肥満研究において
「不足すると脂肪が燃焼しにくい」ということがはっきりとしてきました。
だから自分の体の変化と肥満研究の進歩を考えても
タンパク質をちゃんと摂る食事に変えないといけません。
意識しないといまの日本人の一般的な食事だと不足しているようですから。
冷えを感じるならタンパク質が不足してるんでしょう。
疲れやすいとか風邪をひきやすくなったっていうのも
免疫力の低下。これもやっぱり食生活が原因です。
こどもの花粉症が劇的に増えているのも食生活の欧米化が
大きな原因らしいですね。あとは抗菌、消毒のやりすぎとか。
筋力低下を感じるならタンパク質摂りつつスクワットでも
日常的にしないと将来歩けなくなるかもしれない。
40代を前にいろいろと大きな変化がおきますが、ほとんどが
食生活が原因なんですよね。落ち込みやすいっていうメンタルの
不安定も腸内環境に因るところが大きいということも最近の
腸内フローラの研究で明らかになってきました。
時代は変わっているし、自分自身の体も確実に老化しています。
どこでそれに気づいて、観念して、受け入れて、変える勇気を
もてるかですよね。
若い時代が幸せだった人ほど受け入れにくい
のかもしれません。バブル経験した人とかね。
私自身は20代は不遇の時代というか不幸な事
の方が多かったので変わって結構、これから変わる
のが嬉しいと思えるんですよね。
しかもバブル世代がすぐ先輩にいるおかげで
今の私の世代は40代楽しそう!って思える部分は大きいと思います。
そこは世代の違いなのかもしれない。
今の20代は幸せな中年世代を見てないわけだから
将来にも希望は持てないのかもしれないなあなんて。
でもやっぱり時代の流れは無視できない。
ダイエットだっていろんな時代がありました。
ビリーズブートキャンプのハード系に人気が出たら
振り子のように置き換えダイエットとかのラクシテ系に振れる。
そしてまたライザップに振れて、ヨガに振れて、筋肉女子に振れて・・・。
いろんな流行があってそれに乗っかる自分がいて
そんな時代の中にいる自分に一番最適な方法を楽しんで見つけられれば
どんなことがあっても太らない体でいられるんでしょうね。