この世は生まれたときからとんでもなく不平等で
お金がある家に生まれさえすれば、よい食品を与えられ
日々栄養バランスも整った食事がとれ、旅先、外食の多さで
いろんな味覚に出会う機会も多くなる。
人生で食習慣を身に付ける幼少期に多様な味覚に出会うという
アドバンテージは大きいと思う。
生まれたときから食費の節約一辺倒の家庭であれば
栄養価の低い食事が「普通」、旬の果物すら食べられない
加工食品が毎食当たり前、高級店での外食の機会が少ない
日本以外の土地で食事した経験がない、食卓を飾る余裕はなく
心の栄養という視点が抜け落ちる。
実際に食事一例を見た人はわかるでしょうが
ある程度食費がかかっています。
毎食肉か魚、頻繁に刺身、野菜は必ず、オメガ3、プロテイン。
さらに質にこだわればかなり食費はかかります。かけていない人に比べれば。
例えば月に1万円、食費や体のための出費を痛いと思うぐらいの経済状況なら
とてもじゃないですがダイエットには成功できないと思います。
もちろん節約しながらダイエットして”体重”を落とすことはできるでしょう。
ですがそれは一時的な筋力低下であって脂肪が減るわけではないので
数年後には確実にリバウンドします。
私自身、貧乏時代に何度も節約を兼ねた食べない食事制限系のダイエットをやってきましたが
全滅しました。いまやっと食費にある程度お金をかけることができるからこそ
体型を維持できているのは間違いありません。貧乏と肥満の間には強い相関関係がありますよ。
タンパク質毎食食べてください→できません
オメガ3やプロテイン毎日飲んでください→できません
野菜は不足しないようにたくさん→できません
刺身→高くて買えません
今までより3倍高いものを買え→できるか!!
ってな具合だと無理だろうと思うわけです。
っていうかいい大人が「お金をかけずに痩せられる」って思ってる時点で
馬鹿じゃないの?って思うんですけど。
何をやるにしてもお金はある程度かからないとおかしいということが
中年にもなって分かってないなんて、そりゃあ経済状況不安定にもなるわな。
ダイエットどうこうっていうのはぶっちゃけ
お金に余裕がある人たちの暇つぶし
みたいなところありますからね。
だって別にそこまで必要性ないじゃないですか。
死ぬわけじゃない。ただちょっと不健康なのと見た目がヤバいってだけで。
保育園落ちたけどカツカツで働かないと生活できないとかいう記事を見て思うんですが
今の時代、普通に生きてる人たちは将来ジリ貧になることはすでに確定しています。
だからダイエットも結婚も出産も共働きもすべては
人生のオプション
です。皆にいきわたるものじゃない。
昔はみんな結婚すれば子どもがもてた家計だったかもしれないけど
今はまったくそんなことない。
富める者だけのオプションなんですよ。
稼げるものだけがもらえる人生の選択肢です。
貧乏なら当然選択肢は減る。
結婚できない
子どもはもてない
食費アップできない=ダイエットできない
なのに実際は貧乏人ほど結婚し、子をたくさん産み、ダイエットをする。
それはなぜかと言えば他人のことを常に気にして生きている人生だから。
自分の人生が不満だらけなので他人のことが気になる。
自分は他人と世間と同じことができるレベルの人間だということを示したい。
見栄をはりたい、馬鹿にされたくない。だから身分不相応な大きな家や車を買う。
休みのたびにせっせとテーマパークに通って幸せな家庭アピール。
そういう心理で親の時代と同じような購買行動で満たして
実際の稼ぎは・・・みたいな人大勢いますよね。体面を取り繕うための出費は
大きいけど食費はとにかく安く安く。
栄養とか知性とか目に見えないものの価値は信じられない質なのでしょう。
お金がないって中学生じゃないんだから(笑)
自分のお金の使いみちさえ見直せば人生における願望なんてヨユーで叶いますけどね。