SNSとかぶらぶら偵察してるとこういうふうに思ってる人がけっこういます。
甘いもの食べてないのにとか、ヤクルト一本しか飲んでないのにとか。
確かにそれぐらいで太らないよねっていう間食をして普通に家事で体を動かして
ちゃんと食べてるのに痩せないって嘆いてる人たち、意外に見かけます。
それはよくいう加齢で代謝が落ちて、食事をちょっとまともにしたぐらいじゃ
痩せなくなったっていうのもひとつの原因だと思います。
代謝が落ちるってことは運動量を大きく増やさない限りカバーはできないはずです。
でも今までの運動量と今までの食事量(ちょっと内容は改善)したぐらいじゃあ痩せません。
こういう人って主婦にすっごく多いと思うんですよね。おそらく子どものために栄養バランスの
いい食事をちゃんと作ってるはずです。野菜多めに、タンパク質しっかり、味噌汁毎日みたいなこと
ちゃんとやってるはずです。そうそうダメダメな食生活してる人いないと思います。
でも何で痩せないのかって言えば、私が思うのはやっぱり食事の栄養価が低いんだと思います。
今の中年世代が考える「バランスのよい食事」って栄養的にはそこそこで健康に生活するのには
まあまあいいバランスだと思うんですよ。こどもの成長とかには。
たとえば、ごはん、豆腐のお味噌汁、ほうれん草の胡麻和え、豚肉の生姜焼き、キャベツの千切りみたいな
定食みたいなメニューなら家庭料理的にはOKじゃないですか。問題ない。
だけどそれだけでほかに工夫せずに減量できるかっていったらやっぱり難しいと思います。
栄養学って日々進化していて勉強しないとついていけない部分がたくさんあります。
私たち世代が親から教えられてきた食事をしていても到底痩せられないと思います。
それは昔に比べて食品のもつ栄養価が下がってきたとか加工食品がほとんどっていう
理由もあると思いますが、やっぱり昔の常識と違うことはたくさんあるからです。
タンパク質の重要性がさかんに言われるようになってきたのも最近です。
これを知って不足しないようにタンパク質を摂れている人はほとんどいないと思います。
オメガ3っていう油が不足しているって知って毎日摂ってる人はどれぐらいいるでしょうか。
いい油をとってないと脂肪が燃えないということがわかったのも最近です。
DHAだって栄養素としては大事で、ちゃんと魚から摂って、それでダイエットしてる人って
いるんでしょうか。
結局、食事改善を中途半端にやっても量がなんとなく減るだけで空腹感だけが
増えて筋肉が減って痩せたと勘違いする人がほとんどです。
本を読んだとしてそれを忠実にやってる人ってほとんどいません。
だから痩せられないのは当然のような気がするんですよね。
自分で無意識に取捨選択してしまってるんですね。取捨してる時点で
もうそれは「提唱されたダイエット法」ではなくて「自分オリジナルのリバウンドするダイエット法」でしか
ないわけです。そこんとこ甘いんです。ちゃんとやるってことがどの程度のことなのか。
もちろん「これはちょっと・・・」っていうやり方が載ってることもありますよ。
でも基本的なことがどこなのかぐらいはわかるはずです。
タンパク質が思うように摂れないならプロテイン飲んだっていいんです。
あくまで目的はタンパク質摂取なわけですから。そこは忠実から逸れてるわけではないと思います。
そういう部分にオリジナルを加えるのはいいんですが、お金がもったいないから魚は食べないとか
油は摂らないとか意味がありません。それならそれ以外から摂る方法を実践しないといないですよね。
サバ缶で補うとかアーモンドを間食にするとか代替策をやらないと食事改善の意味がまったくないですよね。
面倒くさい、忠実にできない、真面目に取り組めない、一度決めたことを放り出す、自分との約束を破る
こういうことが原因なのでやっぱりダイエットは精神的な成長が必須だと思うんですよね。人間としての成熟。
実際こういう人たちと友だちになりたいかって言ったら嫌じゃないですか。まず人に好かれないですよね、こういう人。
面倒くさがり、誠実さがない、コロコロ意見を変える、約束を破る。絶対付き合いたくない人ですよ。
自分に対してそういうことやってる時点で他人にもそういう態度をとる人なのは間違いないと思うんですよ。
だからやっぱりデブは性格悪い、意地が悪い、横柄、横着、怠惰、皮肉屋、嫉妬深い、陰気、卑屈な人が多いんだと思うんですよね。