女の健康、美しさ、若さつまり人生は
食べもの・食べ方で決まる

『美しくなりたければ食べなさい』三笠書房/姫野友美/2014年5月

毎月、毎月服にお金をかける女たち。
スタイルがよくて周囲の目の保養になる人ならいいかもしれません。

わあ・・あの人おしゃれだなあ・・・!

って思わず二度見しちゃう人の中で

 

デブっていました?

 

いないでしょ?

 

おばちゃん体型、洋ナシ体型、固太り。
こんな人たちがおしゃれしてたって絶対に周りにおしゃれだと思われません。

あ、デブ・・・。
でもおしゃれは一応気にしてんのね

ってな程度。決して

おしゃれ

という評価は与えられないわけです。悲しいことに。
ファッションは結局見た目命なんです。ほぼ見た目。

世間が憧れる「おしゃれ」というのは

おしゃれな服が似合う体型

も含めての「おしゃれ」だということを忘れてはいけません。
どんなにぽっちゃり向け雑誌が流行ろうとも根本のところは
決して変わることはありません。

デブ=少数派

なのですから。少数派がいくらデブでもおしゃれしたい!と主張しても
ただの悪あがきにしか聞こえません。おそらく多くの人は

え?開き直り?

としか感じてないはずです。
芸能人ぐらいにキャラ立ちしてればそれはそれでありでしょう。
それでお金が稼げるんだから。いわば金のために太ったままでいるんです。
だって痩せたらビジネスにならない。痩せたらダイエット企画に出られない。
食い扶持が減っちゃうんですよ。

私たち一般庶民がそんなキャラになったって何一つ得なことはありません。

スリムな美人は得

これも決して忘れてはいけません。
痩せているってだけで、人は「きれいかな?」と期待して顔を確認します。
デブってだけで、人は顔を確認せずに「ブス」と判断を下します。

あなたを経験あるでしょう?

ボンッキュッボンの体型の女性が目の前を歩いていたら

どんなきれいな人なんだろう??

って顔を見たくなるでしょう?

 

反対にすっごいデブが歩いてても

どんな不細工な顔してるかみてやろう

って気にしかならないでしょう。

 

どんなに美人だろう?

 

なんて期待しないでしょう。

そういうことなんです。
誰もデブに期待しちゃいない。デブにキレイは求められてない。
おしゃれしても需要はないんです。

デブのあなたが

おしゃれだと思われたい
キレイだと思われたい

とは思わなくても

ブスだと思われたくない

と思うならまず痩せないといけない。
これはもう動かしがたい事実。

しゃーない。やるしかない。

今まで服にかけてたお金をそっくりそのまま「食」にあててみなさいよ。

ここで間違わないでくださいよ。当然ですが

決してスナック菓子とかケーキとかラーメンとか
カロリーはあるけど栄養価が低いものを食えとは言ってないですよ。

栄養価の高いものに金を払えということです。

  • 白米よりお取り寄せしてでも高価な有機玄米にお金を払いましょう。
  •  99円の食パンより高級パン屋の250円の玄米パンやライ麦パンにお金を払いましょう。
  •  スーパーの特売の野菜より生産者の顔が見える地元の市場で割高な野菜を買いましょう。
  • もやしでかさ増ししてないで、良質な肉か魚を1品足しましょう。

いいですか?

あなたは余計なカロリーを摂りすぎているか
または栄養価の低いものばかりを食べているために
デブになったのです。

あなたがどっちの原因でデブになったのかを考えてみないといけません。
おそらくどちらにも当てはまることだと思います。

カロリー過多なものの食べ過ぎ
栄養価の高いものを食べていない

デブの原因はこの二つ。

ただのカロリー摂り過ぎなら食事量を減らすのが第一歩でしょう。
ですがここでやみくもに食事量を減らすと失敗します。

いつものリバウンドです。

食事量は様子を見ながら食事の内容を変えていくのです。

あなたがカロリーを摂り過ぎていたと言っても
きっと肉や魚の食べ過ぎのせいではないでしょう?

おそらく白米とかパンとか揚げ物、お菓子、ジュース。
こういった脂肪と糖でできていてカロリーは高いけど
栄養はスッカスカなものの食べ過ぎが原因のはずです。

だったらそこは変えないといけない。
もっと肉や魚、野菜を増やしてそれだけでお腹いっぱいになるような
食事に変えないといけないんです。

肉や魚は基本的に減らしてはいけません。
タンパク質は脂肪を減らすのに絶対必要な栄養素です。

お腹がすかなければ基本余計なものを食べる気の大半はなくなります。
それでも食べたいというなら、その場合はあなたのストレスを疑うべきです。

まずは食事の見直し。
運動なんてもってのほかです。

食事の内容を変えると食費が跳ね上がるでしょう。
なんせ今までタンパク質そんなに摂ってないはずですから。
しっかり摂れてるような優秀な人はそもそもデブとは無縁です。

食費の節約しようと思ってるなら本当のダイエットは無理です。
ですから被服費を縮小して食費に充てろと言ってるのです。

デブのあなたが今年流行の服を着てようが、去年の服を着てようが誰も気にしません。

そんなことよりむしろ来年には今より5キロ痩せていたら
誰もが驚くに違いありません。昔の服を着ていたたとしても
みんな必ずきれいになったとほめてくれるはずです。

食べ物の投資効果は高くかつ継続的

ということを覚えておいてください。
目先の流行にとらわれずに来年の自分に焦点をあてる。

そうすれば服にぱらっとお金を使うより
今夜の食事のほうがいかに大事かがわかりますよね。

服なんて言ってみればただの消耗品です。
でもあなたの体は?

消耗品ですか?

確かに消耗はしてるでしょうが、でも一生その体と付き合っていかないといけません。
あなたの今夜の食事が3か月後のあなたの体型を形作るのです。

デブがおしゃれな服やいい服を着るのはただの自己満足にすぎません。

でも食べ物さえ変えれば3週間もしないうちに実感するでしょう。

肌が違う
気分が違う
脚のラインが違う

必ずその効果を実感できるうえに周りから

肌がきれいになった
雰囲気が明るくなった
脚が細くなった

っていう評価が与えられるんですよ。たかだか食べるものを変えただけで。

流行の服を着てこんな評価もらえます?
せいぜい優しい友人に

その服かわいいね。どこで買ったの?

って言われるぐらいでしょう。しかもその服にしか友人は興味を示していないはず。
心の中では

痩せたらもっとかわいいのに

なんて思われてることも知らずにいるのです。

服にお金をかけるのをやめましょう、今すぐに。
あなたの今夜の食事を上質なものにするためにお金を使いましょう。