なーんかイマドキの子どもだなあって思いました。これ、息子のことなんですけどね。
例えば、〇〇で夏休みのイベントがあってるから行ってみよう!と親が誘うじゃないですか。
そうすると

え~?勝ち負けとかある?勝ち負けあるのはちょっと・・・

とか言うんですよ。まだ10年も生きてないくせに!!!(笑)
私らの時代はバリバリ受験戦争、就職戦争でしたけど
最近はそこまで競争意識を学校があおったりしないじゃないですか。ゆるゆるですよね、正直。
それでも一部エリート家庭とか超都市圏の私立校とかはバリバリ競争させられてます。

東京って特に身の程を知らされる街なんですよね。どこに行っても大人数の中で競争させられて
上には上がいて。だから悟ってる人ばっかりで。自分はこの程度っていうあきらめというか。
子どもが小さいうちから夢を見られないとか打ちのめされるってあんまりいいことじゃないと思っていて
ちょっとは俺すごいぞみたいな思い込みとかが大事じゃないですか、若い時はそれがいい方向に
向かうのもあるし。東京を離れて田舎に戻ったのにやっぱりどこに行っても同じなのは時代ですかね。
周りの子も自分はどうせ〇〇どまりだから・・・みたいな子多いですね。昔みたいに無謀に

プロになる!
オリンピックに出る!

とか鼻息荒い子とかまずいませんね。別に夢かなわないことが何も恥ずかしいことじゃ
ないのにそれを言うことすら恥みたいな。かっこ悪いみたいな。
やっぱり大人が過程が大事で、挫折したあとに次はどこへ行くのかが大事ってことを
教えないとだめな気がするんですよ。

うちの子は勉強ダメ、スポーツ微妙で先生に目をつけられてる要注意児童だから
学校生活ではことごとく「負け」続きなんです。だからどこ行っても何やってもあんまり褒められることがない。
だからどうせ負けて悔しい思いするぐらいなら競争しないほうがいいっていう思考になっちゃってる。
気持ちは分かります。大人だって競争が嫌になって田舎暮らししたり、ワークライフバランスだーミニマリストだーとか
競争に勝ってお金もって生きる暮らしじゃなくても幸せにいきられるんだぞっていうの主張したがってるじゃないですか。
スマップの♪ナンバーワンよりオンリーワン♪とかその現れです(笑)

私も昔は競争しんどい、関係のない世界で暮らしたいとか思ってましたけどじゃあ日本から出ろよって話で。
競争のない社会がどうなるかはソ連の崩壊によって証明されたし、資本主義の社会で恩恵を受けて生きたいなら
競争は受け入れるしかないよなーって思います。ただ人によって楽な競争とそうじゃない競争がある。
得意なことなら大丈夫だし、苦手なことなら嫌になる。勉強嫌いならすっぱりエリートたちとの競争はあきらめる。
私は全人口の上位20%と言われるいわゆる「高学歴」に入る部類の大学を出ましたけど、就職戦線に出て
こりゃだめだと思いましたよ。東大京大早稲田慶応までだなと。この4つなら大手行けば勝てる、それ以外は
土俵が違うと。だからこの土俵で上を目指しても一番にはなれないなって。若いうちに自分を知れてよかったです。
あのまま行ってキャリア積んでも大して幸せにはなれなかったんじゃないかと思います。だって持ってるものが
違う者には勝てないです。

競争意識って強すぎるのはアレですけど、やっぱり健全な成長意欲を高めるものだと思うし
身の程をいつも意識できるって点ではいいと思いますよ。自分を客観視できます。
このブログでも時々受講生のメールとか公開してますけど、ほかの受講生の事気になりません?
まったくおんなじこと学んでもあの人は早く結果が出て、私はなぜ出ないのか?・・・・・
自分はまだ甘いところがあるんじゃないのか?考え方がそもそも違うんじゃないのか?
私だってちゃんと頑張ってるのに。。。いろんなことを考えるきっかけになりますよね。