ここのところ、生活必需品以外ほとんど何も買えなかった貧乏時代の鬱憤をはらすかのように
以前買えなかったものを買っています。別居か離婚か一家離散か明日の米にも困るような生活を送っていた時代が
私にもありました。あの時代は食品はもちろん、こどもの服やら靴やら買うのに一番苦労していました。
靴が小さくなって履けなくなってさあどうしようかって。思い出すと泣けてきますね。
どんなにお金を貯めていてもしょせん一般人が貯める程度のお金。数年収入がなければ食いつぶします。
つくづく健康と家族の平和が大事なんだと思い知りました。もちろんお金そのものではなく稼ぐ能力が大事だということも。

最近物を買っているといっても「モノ」を買うのは抵抗がまだあるので一般的にみれば大したことありません。
断捨離やミニマリズムが流行ってあれもこれも捨ててきましたがそれもおかしなことだったんだと悟りました。
マクロビやビーガンもどきになって食生活もはちゃめちゃになったことありますけどあれもおかしかった。
人間極端に走ると必ず反動で逆に行く力が働くようになります。物を減らし過ぎると衝動買いしたりね。
食事も同じで極端に玄米とかばっかり食べるようになるとがっつりチャーハンが食べたくなる。
大事なのは結局、適度、中庸を知る事ですかね。

私は元来ハマりやすい、熱しやすく冷めやすく、飽きっぽいところがあるので人生のふり幅が大きいほうだと
思うんですけど、思うにやっぱり自分で全部経験しないとわからないっていうのはあると思います。
食生活が荒れすぎてデブになった経験と食事も生活も清貧すぎてやせ細った経験。どっちもあるから
どっちも悪いと言い切れます。極端はおかしいって。ミニマリストとか汚部屋と同じようにおかしいって。
まあオフラインでミニマリストや汚部屋の人になんてほとんど会う事ないですから、実際には少数派ですよね。
だから普通じゃないんですよね(笑)

毎日深夜にコンビニ行って弁当とデザート買って食べてた時代があるから、今そんなことやらなくても
いいって感じるのはある。やっぱり何事も経験しないと。コンビニスイーツ食べまくりたい!!って欲求
が湧いてくるのは「そういう経験したことないから」経験すれば大したことないし痛いだけっていうのが
身をもって感じられる。万年デブが痩せられないのはリスク払って体験せずに欲望を未消化のまま溜め込んで
ストレスを感じた時にそれが一気に噴出して暴食が止められないから。なんでもやりたいと思ったその時に
やればいいんですよ。食事も生活も。自分を必要以上に抑え込んで、お金がもったいないからとか言って
使わないで貯めこんで、自分の欲求を後回しにしてるから一番抑制のきかない食欲から崩壊するんだって。

ダイエットでも万年デブは「モノ」を欲しがるけど、そうじゃない痩せていく人っていうのは徐々に「情報」を欲しがる
ようになるんですよね。痩せるための考え方、気づきのある言葉なんか。物を手に入れようとはしない。
おもしろいですね。