これがなかなか感動作だということは知ってたんです。
でも流行ってたときに読み逃していて「いまさら・・・」みたいに感じてた、正直。
そんなときamazonで本をまとめ買いしてたときにお勧め商品でこれが出てきて
まあ文庫だし読んでみるか!って感じで手に入れました。
私、本ってあとがきから読むんです。雑誌でも小説でもあとがきがあるなら後ろから読む。
変な癖ですね。でもなんとなくその本の評価とかわかるし、作者の個人的な思いが書いてあったり
するので好きなんです。で、この本もあとがきから読んだんですけど、もともとのドラッカーのマネジメントを
翻訳した人が電車で泣いたって書いてある(笑)えーーおじさんが?大げさな!みたいに思ってたんですよ。
で、たまたま私も電車内で本読んじゃったんです。。ええ、おばさんって私です。号泣です。
いやあマジで鼻水ずるずる、目から涙が止まらずティッシュ大量取り出しーのでえらい恥かきましたがな。
となりは運よく感じのいいおばちゃんだったので温かく見守って頂きました。。。でも泣いてスッキリ。
ストレス解消になりました(笑)
青春小説なんです、これ。そういうのに私めちゃめちゃ弱いんです。でも夫はこんなの読んでも涙一滴も出ないと
言うておる。これはね思うにリアル高校時代の青春を経験してるか否かによると思うんですよね。
夫は男子高出身で青春時代のキラキラ~とか恋愛、友情みたいな「青春」に無縁だったみたいなんです。
いっぽう私は高校時代はまあ青春してました(笑)友情、恋愛、部活みたいな青春をけっこうやって
充実してたんですよ。だからシンクロするんです。すごく。こんなドラマみたいなことあるかあ~~~!!
って文句言ってる人たちは「そういう涙出る経験」とか「それに似た甘酸っぱい経験」とか経験したことないから
なんです。現実感がないんです、現実とは思えない。だけど私にはまったく現実に思える。
それはなぜかっていったら「似たようなこと」を高校時代にいーーーーっぱい経験したからですね。
幼馴染との微妙な関係とか体の弱い親友とか、部活で成果出すための学びとか、全部が自分で体験したわけでは
ないけども、それに近いことをやってきたし、体験した友達もたくさんいる。その現実感がある。
世の中の青春小説が響くっていうのは財産ですね。ちゃんと青春やってきてよかったなあと思います。
こんなのありえん!!って冷めた目で見なくていい。
もちろんマネジメントの勉強にめっちゃなりました。本家の本読んでもいまいち理解できなかったところも
めっちゃ理解できるようになりましたから。秀逸本です。おわり。