私がときめく青山フラワーマーケットでウロウロしてるとき、いつも思うんですが、隣の輸入食材店にはわらわらとデブが群がっているのに、決して花屋には群がることはないってこと。

綺麗な人は花屋の店先で悩んでいるのをよく見かけるのに、デブはまずいないんだな。生息地ではない。オシャレな花屋では特に。

街ではデブとそれ以外の人々は明確に棲みわけがなされているのを最近特に感じますね。デブが入りにくい店と言うより、デブお断りを暗に打ち出している店が増えました。それはやっぱりブランディングを成功させるためには大事だから。
エルメスにデブが大量に群がってたら、みんなどう思うでしょうか?

エルメス=デブが持つブランド

と認識されて大変なことになりませんか(笑)

昔ティファニーが安価なシルバーのジュエリーを大量に売ってしまったせいで、貧乏な若者たちが店に押し寄せるようになり、業績が悪化しました。昔からの顧客である富裕層が離れて行ったんですよね。ブランド失墜です。その後、経営陣は判断の誤りを認め方針を転換し、商品を富裕層向け中心に戻して、無事に業績を回復させました。

ハイブランドショップ、ちょっとキレイめの服の店に入って、店員の目に軽蔑の色が見えたことありませんか?ありますよね?
私は貧乏大学生の頃、ラフな格好でトッズに入って試着とかしたんですけどそれはもうぞんざいな対応されましたよ。
差別でも何でもないです。ブランドは客を選んでいるからこそ、憧れのブランドで有り続けることができるのです。

お客様は神様ですは古い価値観です。それなりのブランドには消費者にもそれなりの知性と身なりが求められているように思います。そのおかげで向上心がある人は憧れのブランドに自分自身見合うように努力することができるのです。
デブ差別だ!と憤慨して社会のせいにしていたってひねくれた皮肉屋婆になるだけです。

このお店高い!このブランド高い!って思ったときはこう考えて下さい。

この店が、このブランドが高いのではなく、ただ自分自身がこのブランドの価値に見合ってないだけなんだと。