痩せたいというのは顕在的な欲求で、実は人間には潜在的な欲求、
表面化していない欲求が存在しています。

痩せたいという欲求のひとつ奥の階層には

きれいになりたい

という顕在化していない欲求があるわけです。わかります?
そして心の中できれいになりたいと思っている人は実は

きれいになるための化粧品が欲しい

と思っていたりします。まあここは人それぞれです。
綺麗に見えるような洋服が欲しいっていうのとか
綺麗に見えるように脚を細くしてくれる機械が欲しいとか。

で、もっと奥の階層でこういう欲求があったりします。

化粧品を自由に買えるぐらいのお金が欲しい
たくさん服が買えるような収入が欲しい
脚を細くする、つまり運動する時間が欲しい

ほかにもこういうものもあります。

人に可愛いって言ってもらいたい
結婚してほしいと言われたい
余裕があって充実している人に見られたい

痩せたいとは全然関係ない欲求があることに驚きますよね。
自分を知るっていうことってこういう欲求に気づくことでもあるんです。
実は自分はこういう欲求の先に「痩せたい」と思うようになったということが
分かればダイエットなんてしなくても解決する場合があるんです。
そしてだいたいの欲求というものはお金で買えます。そして時間もお金で買えます。
そのことに気づけば社会で働くということがどうつながっているかが理解できるように
なります。お金=社会です。

貧乏人はお金の話は汚いと思っていてお金について悪いイメージしかないか
貯めこんで執着していたり、奴隷になっている人が多いので貧乏人=デブという
図式が成り立つことが多いです。
痩せられないということは痩せたいという欲求を表面的にしか理解できてないからです。
自分の欲求がわかると手をうつところが全く違ってきます。

化粧品や洋服が欲しいならお金を稼げばいい。
運動する時間が欲しいなら何かをやる時間を捨てればいい。
愛されたい、充実した人生を送りたいなら自己投資すればいい。

やることが間違っているんですね、万年ダイエッターとか特にね。
自分がやるべきことがわかっていてかつそれが実現可能であることを理解している
これが自分を客観視できる人間です。だからデブは皆客観視できていないんです。
自分が何者かをわかってないんですよ。

あなたはどんな人間なんですか?
人生をどんなふうに生きたいと思ってるのですか?
社会の中でどういう人でありたいと考えていますか?

これってもっと若い時に考えるべきことなんですけどね・・・。