ひとつはお菓子の買い置き、まとめ買いです。

なーんだそんなことか

と思われるかもしれませんがこれはかなり多くのリバウンド常習者がやってしまっています。
私が知っている範囲で(といってもオンラインはけっこう広い)でスーパーで人間観察を常にやっている自分から
すればこれはめちゃくちゃ当たっているように思います。
自分自身を振り返ってみてもお菓子を常に買う、家に置いておく、まとめて多めに買うなどという行為を

これぐらいいっか

と思って習慣づいていたときは一切成功できませんでした。確実にリバウンドしていました。
それぐらいこのお菓子の買いだめに対する「思考」というのはヤバいものがあります。
いつでも食べたいときに食べることができる環境を自ら整えておくというのはまじで思考が変わってない
証拠です。スーパーでも意気揚々と買いだめをしているデブを吐くほど見かけます。愚かです。
食べる量をコントロールできないのにわざわざ自分を不利な状況に陥れているだけなのです。

間食をしないと決めてダイエットに取り組む人間は多いですがほぼ挫折します。
それは間食したいという欲求がなぜ出てくるのかという本来の原因を突き止めることをせず
ただやみくもに行動に制限をかけているだけだからでもあります。

間食をしないと宣言しているにもかかわらず、お菓子を買う行為というのは非常に矛盾しています。
意識を変えるのはもちろん大事ですが、その意識というのは「抑制する」といった行為ではまず変わりません。

じゃあ何で変わるか?

環境です。人は環境を変えれば思考を変えることができる生き物です。
だからお菓子を買うという行為を行っている、痩せてもそれを続けている時点で思考が変わってない証拠
ということになります。買った時点で「いつでも間食できる万全の環境を整えている」わけです。これじゃあリバウンドです。
思考を変えるということは細かく言えば「そこに至るまでの感情を理解しそれに対して対応策を変えていく」
という非常に面倒くさい行為です。「考える」というのは苦行です。一番脳に負荷がかかります。
だからみんな考えずにただひたすら食事や運動を変えて痩せようとしてリバウンドするのです。
人間は考えるという行為から逃げるためにはどんな言い訳でも思いつく怠け者です。
だから万年ダイエッターは思考停止なのです。

つまり間食に限らず、ただの結果に過ぎないようなこと、例えば「食べ過ぎた」「水を飲まなかった」「間食した」
「呼吸が浅かった」「寝不足」という行為だけを見てそれを抑圧するもしくは頑張って●●するというのは
ダイエットの本質を分かってないからです。

これと同じ習慣に「自分へのご褒美」を頻繁にやる女性というのもリバウンド常習者の筆頭にあげられます。
だいたいこんなことをやるのは女だけです。男は「自分にご褒美」なんてやってる人なんてまずいません。
いたとしたら相当ヤバい依存心まるだしの男です。
これも己に甘い女性ならではです。だいたいご褒美なんていうものは自分で自分に与えるものではなく
社会から与えられるものです。自分が与えるものなんてすべて「甘やかし」に過ぎません。
人生でしょっちゅうご褒美をもらわないとやっていけないようでは到底何かをやり遂げるなんてことは無理です。
そもそもその人生観がヤバいです。
大きな目標をもって社会貢献するつまり働く人生ならご褒美もらうようなことは一生に一回で十分
極端に言えばもらえなくて当然です。
社会貢献していればその居場所が自分にあることそれ自体が人生のご褒美だからです。

「働く」ことは「傍ハタ」を「楽」にすることです。自己中で働いていれば自分にしか向かない。
だから自分にご褒美という発想が出てくるわけです。そしてこのフレーズは物を売りたい企業側の
思惑でもあります。自分に甘い女性をターゲットにして消費を増やそうとしている。
その戦略にまんまとはまってしまっているということを忘れないでおきましょう。
だからダイエットというのはその人の生き方というものに密接につながっているんです。