電車に乗るとよく「うわ!キモっ」て思う人に遭遇してしまいます。

視線、髪型、目つき、態度…

意外と多くの要素が組み合わさって
キモい人はキモさを醸し出してます。

ああこの人なんかヤバイな
近づかないでおこう

と思う人です。
誰しも感じたことがあると思います。
ヤバイ人のオーラを。

私の場合、マッハで判断してその場からなるべく離れます。
この予想は100%確実に当たります。今まで外れたことがありません。

長年の経験から

隣に座らない方がいい

と少しでも思ったら間違いなく正しいです。座らずに正解です。

運が悪いのか鈍いのか、スマホに熱中して気付いてないのか後から別の人がその空いた席に座ることがあります。

案の定、キモい人は何かしら迷惑行為を始めます。

音漏れを激しくする
腕をやたらと当ててくる
スマホを覗いてくる
貧乏ゆすり
弁当とか食べ始める
顔を凝視される
(やっぱり)臭い

挙げるとキリがないですが、隣に座ってしまった人は気味が悪くなってだいたい席を立つことになります(笑)
わりあい混んだ車内で座席がポツンと空いてるのは地雷です。

キモい人というのは人混みに行けば必ずと言っていいほど見かけますが
接点を極力なくそうと思えば可能です。

だいたいキモい人というのは幼少の頃からその片鱗を見せるので
生理的に付き合えない人というのは人間関係を結んできてないはずです。

要は自分に身近で親しくしてきた人にはほぼ存在しないということです。

接点を持ってしまうのは不特定多数が集まる場所だけ。
しかも事前に察知することができれば回避することができるんです。

一時的にキモいという不快感はあるにしろ接触も一回きりなので嫌悪感が続くことはまずありません。

 

 

一方デブはどうでしょうか?

 

 

キモい人のようなヤバイオーラはないので事前に察知することができません。

ふと気づくと近くにいるということが起きてしまいます。
また遠目でもわかる

 

あちゃー感。

 

デブなのにミニスカートなんて履いてしまってる女の子が歩いてました。

脚の脂肪が視界に入ってしまい

見なきゃよかった

って言って笑ってる若者がそういえばいましたっけ。

 

 

 

なんでデブに対してここまでひどい軽蔑や嫌悪感を抱くかを考えてたんですが大きなポイントは

親しみがあるから

なんじゃないかと。

 

 

キモい人と違って「別世界」の人間じゃない。

 

自分と大して違わない。
一歩間違えば自分もそうなりかねない。
友達が太ってしまった。
身内で太ってる人間がいる。

 

太るってすごく身近な問題じゃないですか。歳とると誰でも悩む問題でもある。

自分が絶対なりたくない姿を見せつけられると不安と同時に嫌悪感が強まる

んだと思うんですよね。
自分と親和性が高ければ高いほどイラつくんですよ。

だからデブがデブに対して自分のことは棚に上げて
内心は相手に攻撃的になるのと同じです。

 

 

要は

 

自分がどこかで気にしてる問題、コンプレックスに思ってること
潜在意識で不安に思っていること

 

こういう問題を抱えている人を実際に体現してしまっている人を見かけたときに
嫌悪感がMAXになるわけです。

これは自分自身気づいてない問題も多いと思います。

 

他人の欠点が目について嫌悪感を抱くのは間違いなくあなたの中にも
その欠点が存在してるからです。

 

実際は欠点である短所もある意味では長所の裏返しなのでそこまで責めるべき
ことではないはずなんです。
でも相手の欠点にいらつくということは

あなたが自分自身に何かしら強い不満がある

ということの現れでもあるということを覚えておくといいかもしれません。

 
他人だけではなく、家族も同じです。
子どもにイライラする、夫にイライラする、親にイライラする。
そのイライラの原因があなた自身の何かと必ず関係しています。

私も実際、子どもや夫がちょっとでも太ると非常にイライラします(笑)
ものすごい不快で嫌悪感でいっぱいになります。

自分はついこの間までデブだったくせにです。

でも人間の心理ってそういうもんです。

 

自分もいつ何が起きてデブに戻るかわからない

と思っているからこそ
身近な人間がデブにちかづくと不安で不安で怖くなるんですね。
いつデブになってもおかしくないという潜在的な恐怖を刺激されるから
自分以外の人間に嫌悪感を強く抱いてしまうということです。