糖質の摂りすぎは太るだけじゃなく、睡眠の質にも影響しています。
睡眠不足は太る元なのは常識ですが、糖質の摂りすぎがまわりまわって
睡眠の質を下げてることを知ってる人は少ないと思います。

ランチのあとが眠いのはランチで糖質を摂りすぎだからです。
なんで眠いのかというと

低血糖

を起こしているから。これが原因です。
本来血糖値というのはゆるやかに上がったり下がったりするのが理想です。
でも糖質過多の食事をしているとこのアップダウンがジェットコースター並みに
激しくなるんですね。

しかも血糖値のアップダウンはランチのあとのように食べてすぐ起きる場合だけ
ではないんです。個人差が大きく、昼食に食べても夜に低血糖になることもあるわけです。

低血糖が起きてしまうと、たとえ寝ていても下がった血糖値を上げるために
ノルアドレナリンが分泌されます。

体が緊張状態になるんです。無意識に体に力が入り、噛みしめや歯ぎしりをしてしまい
質の悪い睡眠になるのです。歯ぎしりをしていなくても低血糖状態の睡眠は質が最悪です。

長時間寝ても疲れが取れない時は睡眠中の低血糖の可能性があります。
昼間の糖質の量をいったん減らしてぐっすり眠れればその可能性大ですよ。

低血糖チェック

□甘いものが食べたくてしょうがない
□食事を抜くとイライラする ※1
□食事を抜くと疲れを感じ、決断力が低下する ※2
□急に立ち上がるとめまいがする
□物忘れがひどい、または集中力に欠ける
□食後1時間くらい経つと、疲れや眠気を感じる ※3
□動悸がする
□ときどき震えがおきる
□午後になると疲労を感じる
□ときどき視界がぼやける
□うつ病、気分にむらがある
□理想体重より20%以上増えた
□頻繁に不安、または神経過敏になる
□呼吸が浅くなって苦しい時がある
□日光がまぶしいと感じることがある
□音がうるさすぎると感じることがある
□溜息、生あくびをする

※1~3は低血糖の典型的症状

5個以下はセーフ。
6個以上は要注意ですね。

参照:『美しくなりたければ食べなさい』姫野友美著 三笠書房