専業主婦というのは今や絶滅危惧種ですが、彼女たちの多くはダイエッターかつリバウンド常習者です。それはなぜでしょうか?

家にいる時間が多いために活動量が少ないから?

いつでも好きな時に好きな物を食べれるから?

いや、そんな問題じゃありません。彼女たちが何をやっても痩せられない理由。それは自分で自分の人生を背負ってないから。自分で自分の食い扶持を稼げない。これは何を意味するでしょう?

 

人生を100%他者に依存しているということです。これは資本主義社会に生きるものとして「終わって」います。夫が高給取りだから大丈夫、親がお金持ってて相続するから大丈夫、いろんな言い訳があると思いますが、それは決して「自分の力」じゃない。夫は高給取り。つまり本人ではない。
夫は他人であって本人とは書類上の繋がりでしかない。夫の職業や収入、財産、家柄・・・そんなものは自分自身には1ミリも影響しない。つまり夫がどんな人物だろうと自分の価値とは何ら関係がないということ。親の財産は親が築いた、もしくは先祖から受け継いだものであって、自分の力じゃない。

人生を他者に依存しているということは自分の人生をコントロールできないということでもあります。頭を使ってない、いい年して自立してない幼稚な人間とみられても仕方がないのです。ダイエットというのはつまるところ人生を変える事です。今までの食事を変え、生活習慣を変え、体型を変えるということは自分の生き方を劇的に変える事につながっています。ですので、そもそも専業主婦なんていう立場で生きている限り、自分で自分の人生をコントロールできる生き方ではありません。そういう人間が果たして体型を変えられるでしょうか?

否。無理です。

環境は人間に思いのほか影響を与えています。ぬくぬくとした生ぬるい世界でしか生きれない人間の場合、人生に対して甘えしか持っていないことでしょう。人生に対する甘え。それが年々積み重なって中年になる頃には中年太りと呼ばれた体の緩みとなって現れるのです。