1990年代は情報処理の時代。
2000年からは情報共有の時代。
2010年からは、メンタル・心のケアと心のトレーニングの時代。
2030年からは。スピリチュアルに関する時代。

って言われているの知ってました?

鬱や心の問題からくる経済的な損失は年間2兆7000億円!らしいです。
すごいですね。とんでもない額ですね。
これからは言うまでもなく

心の健康を維持し、心の健康をさらに強めることに関心が集まる時代です。

だからこれからのダイエットというのは

何を食べるべきとかこんなふうに生活すべきとかそういう具体的な
アドバイスってほとんど無意味のような気がしています。
実際メルマガではほとんどそんなことに言及してないですし
とにかく思考、思考、思考っていう感じです。

 

物質的にも豊かで飽食の時代に
どれだけ欲求とストレスをコントロールできるか?

 

これが鍵になるんですよ。間違いなく。

だけど巷のダイエットはいつまでも的外れなことばっかり。
野菜をなるべく食べましょうとか発酵食品食べましょうとかもう聞き飽きたっつーの。
そんなこと毎日できればとっくにやってますよね。
できないから、続かないから悩んでるっていうね。
みんなズレてる。本質からズレてる。だから痩せない。だからリバウンドする。

 

なんで余計なものを食べたくなるのか?
なんで体に悪いものを食べたくなるのか?
なんで体にいいと言われる食品じゃ満足できないのか?

 

これを知らないと意味ないですよ。
結局太ってるってことは太るような食べ物を食べてるからであって
野菜が少ないとか発酵食品食べてないとかそんな些細なことじゃないでしょう。
増やせばいいってもんじゃないでしょう。

栄養的に間違ったものを食べちゃうっていうのは人間が本来持ってる
もともとの欲求が歪んじゃってるわけですよ。

じゃあなんで歪むのか?っていったら、もうそれは心の問題でしかないわけ。

脳が分泌するホルモンバランスが悪いのかもしれないし
精神的にストレスがあって自律神経のバランスが悪いのかもしれないし
つまり何を食べてるとか運動してないとか表面的な問題じゃなくて
もっともっと内面的な問題。

本人も気づいていない潜在意識レベルの問題なんですよ。
だからいくら生活習慣を直したって思っても数年後にリバウンドするんですね。

行動ばかりに目を向けて改善しても、行動をつかさどる思考は変化してない状態。
もちろん数年は意識の力でいい生活が維持できるかもしれない。

でもダイエットより大事なことが別にできたり、生活が変化したら
絶対に元の生活に戻る。
それは人間に恒常性、ホメオスタシスという機能があるからです。
人間はいつのまにかもとに戻ろうとする。この力はあなたが思うより絶大なんです。

最近話題になっているマインドフルネス。
知ってますかね?

GoogleやFacebook、Apple、 ゴールドマンサックスなどの巨大企業で
ストレス対策のために取り入れらていることで注目されています。

このマインドフルネスというのも要は瞑想です。

自分自身の心や体の状態に気づく

ということです。

「今この瞬間の自分」をありのままに受け入れる鍛錬

です。継続的なプラクティスなんです。

実際に行っていることはヨガの瞑想もマインドフルネスも同じです。
ただ科学的な実証が行われているか?といった点では
マインドフルネスのほうが進んでいます。

マインドフルネスには、脳科学から見た多くの実証的研究報告があり、
ストレス対処法の1つとして医療・教育・ビジネスの現場で実践されています。

ヨガも一時期大ブームになり、そして今マインドフルネスとして注目される。
日本にはよくある周期的な波ですけど、ここからわかるのは

ストレスの多い現代社会に多くの人が疲弊している

という現実があるからです。
マインドフルネスは特に最近激増しているうつ病にも効果があるという実験結果も
報告されています。

瞑想はいわばセルフコントロールスキルです。
ストレス対処が絶対の課題となっている現実で
唯一自分で何とかできる道具であり、技術だということです。

とはいってもヨガを数年やったぐらいでは
とてもとても瞑想の境地までは到達できません。
もちろん私自身、瞑想ができた!と確信できた経験は数えるほどしかありません。

25歳~28歳頃、私はヨガに夢中でした。
当時は東京都心に住んでいてDINKSだったので仕事以外の時間を
ほとんどヨガに費やしていました。

ヨガというと難しそうなポーズをとって、呼吸法を実践して・・・
といったことを想像するかもしれません。
ヨガをちょっとかじったことがある人にはわかると思いますけど

ヨガの目的は「心の作用を止滅すること」にあります。
つまり悟りの状態を目指すことにゴールを置いているわけです。
瞑想によって悟りの状態を目指す。それが目的。

なので多くの人がやってるようななんちゃらヨガとかでポーズを
とるということは

瞑想の準備

でしかないわけなんです。
ヨガの経典にはこのへんのことが詳しく書かれてるんですが
簡単に説明すると

 

体を鍛えることで心を鍛える準備ができる

 

体に負荷を加えた状態だと
心の作用が止滅しやすいので高度なポーズが要求される

体を柔らかくすることによって瞑想しやすい体を作り上げる

こういったことが書かれています。
ちょっと昔のことなので若干表現や解釈などは違うと思いますが・・・。
まあ人や流派によって解釈も違ってくるのでそのへんは勘弁してください。
ニュアンスを理解してください。

とにかく「ポーズをうまくとる」ということにこだわってる段階では
まだまだヨガとは言えないんですよね。
ヨガとは本来もっと精神的なものに重きを置いたものです。
ヨガ、ヨーガとは本来つながるという意味で
心と体をつなげる、自分と世界をつなげる、世界はすべてひとつにつながっているといった
意味合いも持っていると言われています。

ダイエットを継続していくうえで鍵となる欲求とストレスのコントロール。
これに苦しんで挫折していくダイエッターは大勢います。

やけ食い
ストレス太り
イライラして・・・
むしゃくしゃして・・・

食べることと心の動きというものは密接につながっています。
心の制御ができない結果、食欲の制御ができず
また従来の食生活に戻ったり、もとの思考に戻ったりします。

ダイエットにも欲求やストレスをコントロールするスキルが
必要です。絶対に必要です。
もうあれこれ枝葉末節の具体策にチャレンジしてる場合じゃないですよ。
ちょっと抽象度をあげてみたらどうですか。

酵素とかスムージーとか糖質制限とか低炭水化物とかもうさんざん
やってきたんでしょ?
もうそんなことにとらわれてる時代じゃないってことですよ。
心の重要性に早く気づかないとおいてかれますよ。