セレブの間で大流行とか、日本にやっと上陸したとか鳴り物入りで最近は
輸入されるダイエット手法。
ビジネスの本場であるアメリカの熟練マーケッターによって考えられた
マーケティングを展開するため、大衆はいとも簡単にその気にさせられます。
大流行前提なんですよ。だってメディアコントロール完璧ですから。
なんかこれは効きそう・・・
医学的根拠もあるし・・・
ただの食事制限とかじゃないし・・・
いろいろ言い訳を用意して結局は「なんとなくよさそう」という感情だけで
人は購買を決断します。
人は論理ではなく感情で購買を決定する
セールスの名言ですね。
でも新しいものがよく思えるのは、最新の科学とか最先端の医学とか
一部の人しか知らない衝撃的な栄養価だとか
そんなことじゃない
ただ新しいから。それだけです。
人は皆、ただ新しいものが好きなだけ。
新しいものがどんなに低品質で効果がなかったとしても
売り方さえうまければ新しいってだけで人気になって売れるんですね、これがまた。
脳は新しいことが好きで、新しいことに出会うとドーパミンが出るんです。
ドーパミンは不確実性が大好きで、できるかどうかわからないからこそ嬉しくなる。
確実な報酬と不確実な報酬のバランスをとるのが脳の重要な役目。
by 茂木健一郎
脳科学第一人者の茂木さんもこう解説しています。
新しいものに出会うとドーパミンがドバドバです。
私がボクササイズを始めて楽しい!効果がありそう!って先日書いたのも
ただ私の脳にとって新しかったからそう思えただけです。
ドーパミンが出てたから興奮してそうなっただけなんですよ。
これを分かってて次から次へと出てくるダイエット法や美容法を
試すっていうのはいいんです。だって楽しいから。ドーパミンが出るから(笑)
でもこれで痩せようとかこれなら大丈夫そうだとか他力本願で
やるのはいずれ自分の首をしめることになりますよと。
だってただ新しいだけで効果のほどは謎。しかも手法に頼ったらリバウンドです。
新しいことに挑戦するのは老けない秘訣です。
けど新しいものに惹かれるのはただドーパミン出てるだけ。
ダイエットに新しさを求めてダイエットジプシーにならないように気をつけましょう。