日本の社会では女性が稼ぐというのはまだまだ難しい。ですよねー。働き方改革!女性の社会進出を!と謳っていてもまだまだ男性社会強し。男は最初から下駄を履かされどんどん昇給していくのに女性だけ責任ある仕事を任せてもらえずに何年も一般職レベル扱い・・・とか。大企業ほどそういう風潮残ってたりしますねー。まあ上司がほぼ男しかいないから当然と言えば当然です。基本的に異性の部下って扱いにくし慣れてないから上司も嫌がる。日本の女性役職者の数とか議員の数とかって先進国の中で最低ですもんね。そのなかでじゃあ私たち女性はどうやって稼いでいけばいいのか・・・?それをちょっと考えてみたいと思います。
まず稼ぐっていうのはどれくらいから稼いでて、どれくらいから稼いでないか?基準をおさえておきたい。全国の女性の平均収入を見てみると、20代で319万円、30代で382万円、40代で413万円、50代で442万です。平均だとピンからキリまでいますから中央値を見てみるとだいたいどの年代でも260万~270万ぐらいのようです。うーーん。これだと生活きっついですね。男性は600万ぐらいまでいきます。そして女性は非正規の人が多いのでこんなに低くなってしまうようです。これは地域差も大きくて東京だと女性の平均年収20代356万円、30代468万円、40代548万円、50代562万円です。これはもう大企業が多いのでそこで出世せずともだいたいこれくらいはもらえます。一般職でも40代になると年収で500万ぐらいはいってる感じですね。だから都内で大企業勤めならけっこう普通の数字です。
こう考えるとだいたいいまの日本で「稼ぐ」基準はだいたい年収400~ぐらいじゃないでしょうか。都内なら500ぐらいあればけっこう余裕があると思います(もちろん女性ひとり暮らしの場合)新卒でそれなりの規模の会社に入って辞めることなく勤め続けたり、看護師とか薬剤師なんかだとわりと手の届く数字ですが、転職したり出産育児で離職したりして一旦ドロップアウトしてしまうと、その額をまたもらうにはかなりハードルは高いです。女性だと特に、田舎だとさらにですね。だいたい年収400万の求人というのは都内では普通でも地方では超レアです。フルタイムでも200万ぐらいが限界の地域もいっぱいありますよね。それだと到底稼げない。。じゃあどうやって稼ぐか?というともう起業するか、ダブルワークするかの2択になっちゃうんですよね。で、起業するのも普通は難しいので、副業ってことになるんですよね。
政府が副業推進するのも女性にフルタイムで働いて税金納めてほしいけど、今の衰退中の日本で職ってそんなに増えないし、むしろ減っていくし、たくさんの女性が就職すると男性のポストがなくなっちゃうし、、でも納税してもらわないと足りないし、みたいな感じでじゃあ副業で。。っていう(笑)でもよく考えたらひとつの職場で30万もらえるようになるのって何年もかかるし、それなりのスキルとか経験、環境がないと無理ですけどメインの20万の仕事ともう一つ10万円の仕事って考えたらそこまで難しくはない。少なくとも男性社会で死ぬほど働いて出世するよりかは簡単なわけです。リスクも分散できるし。10万円が3つでもいい。そっちの方がいい。いろんな仕事で小さく稼ぐことができる人の方が絶対将来的には強いんですよ。これからどんな仕事が残るのかわからないわけだし。
今の仕事は続けて、なにかプラスにできる仕事を探して、、、そう考えるとWebの仕事ってモノになるまでは泥臭く地道にやらないといけないけど寝てる間もネット空間で働いてくれてる分、時間を食われないんですよね。時給的には高くなる。メルカリで売り買いして生計立ててる人もいますけど、あれも店舗だったら売ってる時間は限られてるし場所代もそれなりにとられて対象地域も限定されるけど、アプリなら24時間誰かが見てくれて買ってくれてみたいな。すごーくラクです。実店舗しか知らない世代からしたら驚愕ですよね。だからってWebの仕事を勧めるわけではないですが、これだけ多くの人がスマホを使って何時間も見ていることを考えればそこに仕事が生まれるのは自然な流れです。
ですがやっぱり自分が好きなことをしなきゃ続かないでしょう。メインの仕事はおそらく生活のため、お金のために割り切ってやってる人がほとんどだと思います。でもプラスアルファで何かやるなら自分のプライベートな時間を削ってやるわけだから、楽しくないと絶対続かない。趣味と見分けがつかないぐらい好きじゃないと無理ですよね。よく成功した人が言ってるじゃないですか。好きなことをやり続けたらいつの間にかお金になったみたいな。これからの時代は楽しんでないと稼ぐことができなくなるし、面白いものや人にしかお金は集まらなくなります。これだけ成熟した社会の先はもうそんなものにしかお金を使う先がないんですよね。エンターテイメントとか生のパフォーマンス、舞台、コンテンツ、動画、、心が動かされるものですよね。もう生活に必要なものはだいたい揃ってるんだからあとはどれだけ彩りを加えるかって次元になると思います。
趣味を極めろとかとことんお金を使えっていう本を最近よく見かけますけど、あれって決して浪費しろ、貯金するなって言ってるんじゃなくて、「そうじゃないと稼げない時代が来ますよ」っていう警告なわけです。今ほとんどの人がやってるような仕事は効率化されたり機械化がもっと進んだりするとどんどん人間がやる仕事量が減ってしまって、会社も人件費にそこまで払う必要なくなって、私たちの収入が減るのは目に見えています。そうした時代に残る仕事ってやっぱり面白いとか綺麗とか楽しいとか心に響くものなんだろうなと。人が生きている限り娯楽はなくならないでしょうから。みんな娯楽とかスピリチュアルなものとか宗教とかに安らぎとか救いを求めていくはずです。これから稼ぐためには自分が心動かされることを発信する。これってもともと女性の方が得意ですから。「好き」を基準にして仕事を考えると何か必ず自分にできること、できそうなことが見つかるはずです。